女性リーダーの育成とネットワークづくりを目指し、毎年青森県内で開催している「奥入瀬サミット」のプレセミナー「実はすごい、青森のココ。～もっともっと青森が好きになる～」が７月１３日、旧弘前偕行社で開かれた。来場者約１２０人は、宮下宗一郎青森県知事らによるトークセッションなどを通し、一人一人が自己肯定感を持ち、自分らしく活躍できる青森を創造するためのヒントを探った。
　セミナーは奥入瀬サミットの会（対馬ルリ子会長）の主催。９月２１、２２日に十和田市の奥入瀬森のホテルで行う同サミット２０２４に先立ち、対馬会長による基調講演とトークセッションの２部構成で開催した。
　トークセッションには、宮下知事、横山良仁氏（弘前大大学院医学研究科産科婦人科学講座教授）と対馬会長、同会の佐々木恵美子、風張知子両副会長が登壇。学校医制度の充実や多様性の尊重、早くから女性が仕事と家庭を両立できる仕組みを作り出してきたことなど、それぞれの立場から〝青森のすごさ〟について発表した後、活発に意見を交わした。最後に宮下知事が「社会的な活躍をするためには、それぞれが誰かにとっての憧れになってほしいと思う。憧れになる存在が多ければ多いほど、青森県の女性活躍は進むだろう。輝いている女性を後押しする日本一の知事でありたい」と話し、会場を沸かせた。