2022年7月1日
講演会「Well―beingな社会をつくろう~ダイバーシティ&インクルージョンで未来をひらく~」
奥入瀬サミットの会(対馬ルリ子会長)は7月1日、青森県立八戸高校で、講演会「Well―beingな社会をつくろう~ダイバーシティ&インクルージョンで未来をひらく~」を開催した。同高の卒業生で、現在医療法人社団「ウィミンズ・ウェルネス女性ライフクリニック銀座・新宿」(東京)の理事長を務める産婦人科医の対馬会長が、全校生徒に向け、多様性を認めて輝く未来をつくるための考え方について講話した。
同会は2022年3月、2012年から毎年開催している「奥入瀬サミット」が10周年を迎えたことを記念し、青森県の未来を担う次世代の人材育成を目的とした「あおもり輝く女性の未来応援基金」を創設。それを活用した事業の第1弾として、今回の講演会を企画した。
講演で対馬会長は、思春期以降に女性ホルモンが体に与える影響や、若いうちから健康意識を持つことの大切さ、性別や個性の違いを認め合い、よりよい社会を目指す「ダイバーシティ&インクルージョン」の意義などを伝えた。そして「自分の生き方は自分で決めていいし、性のあり方も人それぞれ。健康で幸福に満ちあふれた『ウェルビーイング』な人生を楽しんでほしい」と締めくくった。
また、生徒からの「生理の話をタブー視する風潮を改善するため、高校生にできることは何か」という質問に対し、対馬会長は「自分の考えや経験をどんどん話してほしい。皆が意見を発信し、耳を傾け合うことで互いの理解につながっていく」と答えた。
今回の講演会の様子はDVDに収録し、後日八戸市内の全ての高校に配布する。
【写真説明】
男女の体の違いや、ヘルスリテラシーの大切さを伝える対馬ルリ子会長